マスレベルで低下した「最低受容価格」が回復するケースってのは、あるんですか?
とあるブログに書き込まれた質問コメントだったりする。
書いたのは私じゃないですが、
これってどうなんだろうね。結構深いい質問だと思うのですが。
質問の意図が本当に読み取れてるかどうか不安ですが、とりあえず、
勝手に書き進めます。
たとえば、20年前、ジーンズを買おうと思ったら6800円~とか
7800円は普通とか、まぁ、リーバイスの日本価格にあわせた価格帯が
一般的だったのですが、いまや1900円、もしくは990円とか
そういうジーンズも出てきました。
ジーンズを買う場合にどれくらいの価格までなら怪しく思わずに買うかって場合、
20年前なら、5000円くらいと答えるのが普通だったのが、
現在1000円以下となっているかもしれないってことかねぇ。
そんでもって、この先、ジーンズ買うなら5000円くらいってところまで
受容価格が回復するかどうかって話なんでしょうけど、どうでしょうか。
たびたび例に出すのですが、50年前はよそ行きの衣服は着物であって、
着物は何十万もしたわけです。
だから洋服、および既製服が一般化した時に、それまで着物を着ていた
ご婦人方はスーツで30万とか普通だと思っていたわけです。
着物だってそれくらいするんだし、ましてや新しい文化である洋服が
着物よりも安い値段で買えるなんてすばらしい。って感じで。
むしろ、安すぎると着て行く先の人に失礼だという思いがあったんですね。
今ではテレショップや通販でフォーマルやソーシャルの洋服であっても
1万円で上下揃いますから。
そうなると、スーツで30万というのは到底受容されない価格になってしまうということ
でしょうか。
もちろん、上下1万円の服を公の場に着て行っても
なんとも思わない人は格段に増えたとおもいます。
なんていうか、やっぱライフスタイルとか人の考え方がぜんぜん変わっちゃったんで、
一度下がった服というモノの価値は単にモノのレベルではなく、文化レベルで
価値が上がることはないとおもったりもします。
いや、戻らないと言うのは言いすぎかもしれませんが、
非常に難しい問題でしょうね。
ジーンズの例からすると、990円のジーンズがよっぽど粗悪で
7800円のジーンズが非常に高品質だった場合、まだどうにかなるでしょうが、
そこはファッションってなもんで、機械みたいに値段で圧倒的な差はないんですね。
ぜんぜん違う話ですが、たとえばタバコ。
ここ数年で一気に立場が変わりました。
世間的に、タバコは悪です、大悪人です。
誰もがタバコが悪いということを認識し、日本中、自由にタバコをすえる場所なんて
1万分の1くらいになったことでしょう。
まぁ、それくらいのショックというか、認識の変化がないと意識というものは変わらないものです。
俺がガキのころは、赤ん坊がいようが妊婦がいようが、みんなスパスパでしたからね。
ずいぶん変わったものです。
1000円以下のジーンズを買うと自然が破壊されるとか、そういう理由でもない限り
いや、それくらいのインパクトがないと最低受容価格が上がることはないでしょうね。
なんていうか、安いから怪しいとかそういう認識で最低需要価格が上がると言うよりも
ほかの要因で上がるしかないかもーってな感じで。
個人的には、大量生産の服には「この服は大量生産、大量消費に少なからず影響を
与えてます。」というタグをつけるようにして欲しいなぁとか思います(笑
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